医療対応住宅ケアホスピス   

介護福祉士           

小西 留美子    

医療対応住宅ケアホスピス   

介護福祉士           

小西 留美子    

介護の仕事だけに専念したかった

私は40代になって介護の仕事を始めました。デイサービスで働いた後、しばらくして訪問介護に移りました。
訪問介護士として働いた8年間は、それなりに充実していましたが、家族経営の小さな企業だったので事務や営業の仕事が多くて、せっかく介護の仕事をしているのに利用者さまに向き合える時間や心の余裕が持てないことが理由で、1年前にケアホスピスに転職しました。
ケアホスピスを運営しているATは大きな会社で基盤が安定しているので、経営がいつどうなるかっていう心配をしなくていいことが、気持ち的にすごく楽です。事務作業を行ってくれるスタッフが居るので、利用者さんのことに集中して働くことができるし、夜勤をしなくてもいいというのも助かっています。介護職には夜勤がつきものというイメージがあったのですが、ケアホスピスでは基本的に夜勤はないので、自分の時間を確保しつつ、のびのびと働かせてもらっています。

すぐに聞ける、すぐに馴染める

ケアホスピスの介護職として働いて思ったのが、看護師との連携が密なところが強みだな、というところです。介護職しかいない職場だと、利用者さんの体調が悪くなったらスタッフも弱気になってしまって、「今日は入浴はやめておこう」とか躊躇してしまうことが多いんです。その後、そのまま利用者さんが亡くなってしまって「最期にお風呂に入れさせてあげればよかった」と後悔することも実際にありました。
ケアホスピスでは、利用者さまの体調が安定しないときでも、看護師の方が「今日は入浴させてあげてください」と指示をくれたりするので、判断に迷って不安になることがありません。
介護士からも、排泄を見て体調の変化を看護師の方に報告したり、こういう話をするとこの利用者さんは喜びますよ、といった情報交換を積極的にしていて、お互いに助け合いながら連携できているのが、ここの職場の強みだと思っています。
わからないことは先輩が色々と教えてくれるし、それでいて上下関係みたいなものもないので、新人の方でも現場にすぐに馴染めて、いい職場に恵まれて幸せだなと思っています。

これからもずっと「本当」に向き合い続けたい

長いこと訪問介護士として働いてきて、独居の方の行き場所がない、というのが一番つらいところでした。本当は病院や施設には行きたくない、けれども独居も難しいっていう方を数多く見てきたので。
ケアホスピスは低価格なのに、いつでも看護師や介護職がいるご自宅として運営しているので、そういった行き場のない方でも安心して選べる場所だと思います。そういう場所が地域にあるっていうのはとても良いことだと思うし、そこで働けているのは私も嬉しいです。
介護職は相談業務に近いところもあって、利用者さまが本当に望んでいることを理解することが必要です。それを理解してはじめて、本当のケアができる、とも思っています。
なので、利用者さまのことに集中できる環境が整っていて、利用者さまも安心して暮らすことが出来るケアホスピスは、私にすごく合っていると思います。
私たちが、どの位、利用者さまの「本当」に気が付けるかどうかって、すごく大切なことだと思っています。なので、これからもしっかりと「利用者さまの本当」に向き合う姿勢を大切にしていきたいと思っています。